広い意味での噛み合わせの問題は顎関節症の症状を伴うものと、全身自覚症状は全くないが咬めない、咀嚼効率が悪い、審美性が悪いなど歯科の治療で大変重要な部分です。
長年にわたる対症療法的歯科治療の結果や、歯を失ったまま放置していたために咬み合せが崩壊してしまった治療は、複合した問題を抱えていて、虫歯、歯周病、歯内療法(歯の神経の治療)、審美修復、歯列矯正、インプラント等、多様な専門性が要求されます。その上、咬み合わせの基準姿勢までもがずれてしまった症例では、下顎の位置、下顎の運動と筋肉の生理的状態をコンピューター顎運動診断機器・筋電計(K6I)、咬合分析装置(TスキャンIII)で解析し、全身の歪みを正すための治療手順が必要と考えています。
松崎ファミリー歯科矯正歯科には複数の専門医、認定医が在籍しています。医療技術はたいへん早いスピードで進化しており、一人の歯科医がすべての分野で常に最先端の知識と技術を持つことは不可能な時代になって来ています。当医院では、矯正歯科、歯周病・再生療法・インプラント、顎関節症、歯内療法の専門分野のスタッフをそろえ、複数のスタッフによるミーティングを行い統合医療を行っています。また、症例によっては、外部の専門医と連携を取って治療を進めていくことも行っています。
松崎ファミリー歯科矯正歯科は最新のME機器と複数の専門医スタッフとで統合医療を行っています。
咬み合わせとは咬んだ時に上顎の歯列と下顎の歯列が合わさったところです。上顎は頭蓋骨で固定されていますが、下顎は皮膚と筋肉と靭帯で吊り下げられているだけですから、いろいろな要因で影響を受けやすくなっており、下顎の位置が変わることにより咬み合わせも変化してきます。
下図のような咬み合わせをしていたら要注意です!
上顎の中心と下顎の中心がずれている状態で下顎が左右どちらかにずれている可能性があります。
奥歯でしっかり咬んだ時に上顎の歯が下顎の歯を覆っている状態で、下の前歯が上の前歯の裏側に当たり、下顎が後ろに下がっている可能性があります。
奥歯が内側に倒れこんで歯列の幅が狭まっている状態。正常な舌の位置を妨げ、下顎の運動異常を起こす可能性があります。
数本の歯が歯列からはみ出て外側や内側に倒れている状態で下顎の動きを妨げている可能性があります。
虫歯や歯周病を放置していた為に、咬み合わせが不安定になっています。
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