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歯周病
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歯周病Q&A

歯周病は治りますか?
はい、治ります。歯周病は治らない病気とか、一度歯周病になってしまうと歯が抜けるのを待つだけだと考えている人も多いかもしれません。しかし、歯周病は専門的な治療をきちんと行えば、必ず良くなります。ただし、慢性的な病気なので、歯周病が治るというのは、溶けた骨や退縮した歯ぐきが元通りに戻るという意味ではありません。歯肉の炎症をおさえて、歯周病の進行を止めることによって、病的な状態から健康な状態に戻すことが可能であるという意味です。


歯磨きをしっかりしていれば歯周病になりませんか?
“はい”でもあり、“いいえ”でもあります。理論的には、歯磨きがしっかり出来ていれば歯周病にはなりません。しかし、このしっかりというのが曲者で、歯ブラシで歯周病の原因となる細菌を全て除去することは不可能です。そして、その磨き残した少しの細菌が原因で歯周病になってしまう人もいます。ただし、歯磨きがしっかり出来ていなければ、歯周病になる確立は高くなり、歯周病の治療もうまくいきません。


歯周病の進行に個人差があるのはどうしてですか?
歯周病の原因は細菌ですが、その細菌に対する反応には個人差があります。風邪をよくひく人もいれば、ほとんどひかない人がいるのと同じように、歯周病の進行度には体質(免疫力)が大きく影響します。また、体質以外にも歯周病に影響を与えるものには、喫煙や糖尿病、そしてストレスなど様々な要因があります。したがって、同じように歯を磨いていても、歯周病の進行度には個人差がでてきます。当院では、歯周病の検査とともに問診表に記入していただくことによって、患者様ごとの体質やリスクを調べて、それを治療に反映するようにしています。


歯周病は他人にうつりますか?
はい。歯周病は、歯周病の原因菌による感染症です。ですから、親子間、夫婦間、そして恋人同士の間でうつる可能性はあります。実際、口の中の細菌の遺伝子を調べると、近親者の間では、同じ型の遺伝子を持つ細菌が検出される頻度が高いようです。感染経路は、食べ物等の口移しやキスなどによるものが考えられています。しかし、細菌が定着するかどうかは、その人の持つ抵抗力やブラッシングの程度のよって違ってきます。しっかりお口の中のケアをしていればそんなに心配することはありません。


歯周病の検査は必要ですか。歯ぐきをチクチク刺す検査が嫌なのですが。
はい、必要です。きちんと検査をしないと、間違った診断をしたり、正しい治療が出来ない可能性があります。また、歯ぐきをチクチク刺す検査は、ポケットプロービングといって、歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケット)測る検査です。この検査は、レントゲン検査だけでは分からない歯周病の進行状態を調べるために行う大切な検査です。また、この歯周ポケットを測ることによって、治療の効果を判定したり、今後の歯周病の進行を予測したりすることも出来ます。炎症が強い部分にこの検査を行うと、痛みが強い場合があります。あまり痛い場合は、炎症を少し抑えてから再度正確に検査する場合もあります。また、歯周病の検査は、治療のステップごとに何度か行う必要があります。


10代や20代で発症する歯周病があるって聞いたのですが。
以前は早期発症型歯周炎と呼ばれていましたが、現在は侵襲性歯周炎(1999年アメリカ歯周病学会の分類による)と呼ばれるタイプの歯周病がそうです。若年期から発症することを特徴として、家族性に発症する場合が多く見られます。そのため、遺伝的な原因や特殊な細菌感染が原因と考えられていますが、はっきりとしたことは分かっていません。治療を行わずにほおっておくと、早期に多くの歯を抜かなければならなくなります。もし、若い時から歯ぐきが腫れたり、歯がグラグラしてきた場合は注意が必要です。早めに相談してください。


煙草を吸っていると歯周病が悪くなりますか?
はい、煙草は歯周病の最も大きなリスク因子です。煙草を吸うことによって歯周病が2-8倍も悪くなることが知られています。煙草を吸っている人の歯ぐきは黒ずんでいますが、腫れや歯肉からの出血は少なく、見た目にはあまり歯周病が進行しているようには見えません。しかし深部では歯周病が進行している場合が多く注意が必要です。歯周病に与える影響は、1日の喫煙本数が多いほど、また喫煙期間が長いほど大きいことが分かっています。禁煙するのは難しいにしても、少しでも本数を減らすことができれば、歯周病に与える悪影響は少なくなります。努力してみてください。


歯周病を治療すると糖尿病が良くなるって聞いたのですが、本当ですか?
はい。重症の歯周病にかかっている人は、常に歯周組織で炎症が起こっています。この炎症組織で細菌から産生される毒素(LPS)や免疫担当細胞から産生される生理活性物質(TNF-α)が、インスリンの働きを悪くすることが知られています。したがって、重症の歯周病を治療することは、インスリンの働きを良くすることにつながり、その結果、血糖コントロールが改善することが考えられます。


歯周病が他の全身疾患に悪影響を与えると聞いたのですが本当ですか?
はい。歯周病は、慢性の炎症性疾患です。28歯全ての歯に6mm程度の歯周ポケットがあると仮定した場合、生体は約72cm2の潰瘍を有していることになります。細菌や歯周組織で産生される生理活性物質( TNF-α、IL-6等)は、この広い潰瘍面を通じて生体の中に取り込まれて、血流に乗って全身へと広がっていきます。つまり、歯周組織は、生体を慢性的な不顕性感染や炎症状態に置く原因の供給源になっていることになります。近年では、歯周病は、心臓血管系疾患、糖尿病、呼吸器系疾患、消化器系疾患、そして早産や低体重時出産に悪影響を与えることが分かってきています。すなわち歯周病を治療することは、お口の中の健康だけでなく、全身の健康にも寄与することにつながります。


歯周病に効果のある薬はありますが?
残念ながら、ありません。歯周病は細菌による感染症です。したがって、原因となる細菌を取り除くためには抗生物質の使用が最も適当かもしれません。しかし、口腔内には500種類とも言われる細菌がいます。その中で歯周病の原因菌と考えられている細菌は10種類以上います。そのため、これら全ての細菌に効果のある抗生物質は存在しません。仮にあったとしても、細菌を0にすることは不可能です。一次的に少なくなっても、細菌はまた増えてきます。増えてきた細菌に対して、また抗生物質を使うというのは、耐性菌の問題があるので好ましくありません。ただし、治療の過程において一時的に抗生物質を使うことはあります。


歯周病の原因菌を除去するためにはどうすれば良いのですか?
一時的に抗生物質で細菌を減少させても必ずまた増えてきます。したがって、歯周病の原因菌を除去するために最も効果的な方法は、機械的に除去することです。すなわち日常的には、ブラッシングであり、専門的には歯科医院で行う治療です。ブラッシングは主に歯ぐきの上の部分の機械的清掃を、歯科医院での治療は歯ぐきの下の部分の機械的な清掃を行います。


歯周病で溶けた骨をもとに戻すことが出来ますか?
はい、条件が整えばある程度元に戻すことは可能です。その術式には、人工の骨や他の部位から取ってきた自分の骨を移植する方法、GTR(歯周組織再生誘導)法、そしてエムドゲインを使った再生療法などがあります。それぞれ一長一短があり、一概にどれが優れているとは言えませんし、また保険が利かないものもあります。当院では、いずれの術式を行うことも可能ですので、相談してみてください。


治療が終わったらもう予約をとらなくてもいいですか?
いえ、そんなことはありません。歯周病がひどい状態から良い状態にするのは、治療を行えば必ず出来ます。しかし、これより難しいのが、良くなった状態を維持することです。そのため、治療が終了した後でも、少なくとも3ヶ月に1度程度は来院して、チェックを受けたり、お口の中のクリーニングをしなければなりません。当院では、定期的なチェックをSPT(Supportive Periodontal Treatment)と呼んで、歯周組織の健康や、お口の中の健康を保つために積極的に行っています。お口の中の細菌を0にすることは不可能なので、定期的に細菌の量を減らすことが必要です。一生自分の歯で噛むためには、治療を受けることはもとより、定期的に歯科医院に行きチェックを受けることが、お口の中の健康を保つためには大切なのです。


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