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虫歯予防処置の流れ |
1.歯垢の染め出し |
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歯垢の色は白いのでよく見ないと見過ごしがちです。そこで歯垢がついているかどうか一目で分かってもらうためにまず歯垢の染め出しをします。
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使用する染め出し剤(2TONE)
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古い歯垢(2〜3日落ちていないもの)は青に、
新しい歯垢(その日についた汚れ)は赤に染まります。 |
染め出し後のお口の中の写真 |
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この青く染まったところが常に磨けていないところです。 |
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2.デンタルフロス、超音波洗浄器等による歯垢の徹底的な除去 |
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これから、赤や青に染まったところをきれいにしていきます。まず電動歯ブラシのようなものでだいたいの汚れを除去します。しかし、歯と歯の間や歯と歯肉の間についた歯垢は歯ブラシだけでは除去できなせん。そこで歯と歯の間はデンタルフロス(糸ようじ)、歯と歯肉の間は超音波の器具を使って歯垢を取り除いていきます。 |
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3.ホワイトスポットのチェック |
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歯垢を除去ししっかり乾燥させるとホワイトスポットのあるところははっきり確認できます。 |
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このホワイトスポットは脱灰が進んでおり、
このままほおっておくと虫歯になってしまう可能性が高い部位です。 |
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4.フッ化物の塗布 |
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ホワイトスポットの再石灰化を促進するため、フッ化物を塗布します。 |
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使用するフッ化物(フルオールN液)
リン酸酸性2%フッ化ナトリウム溶液 |
綿にフッ素を染み込ませて塗布します。 |
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5.グラスアイオノマーセメント(フッ化物を含んだ材料)の塗布 |
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当院ではフッ素塗布後、ホワイトスポットにグラスアイオノマーセメントという材料を塗布しています。グラスアイオノマーセメントとはどういうものでしょうか?
主成分として含まれているアルミノシリケートガラスという成分の中にフッ化物が含まれており、これはフッ素が長い期間にわたり少しずつ放出されることがよく知られています。この作用を利用してホワイトスポットの再石灰化を促進させようというのがこの材料を使用する目的です。 |
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注意事項 |
・処置後30分間は飲食禁止。
・3ヶ月毎の処置が必要。
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